プロの駆除アドバイス
シロアリ被害
まずは、被害に遭わないための予防策から確認しましょう。
≪予防≫
これから家を購入、建築予定であれば使用建材などのシロアリ対策の有無、メンテナスしやすいよう点検口があるかなどチェックしましょう。
・シロアリは湿気を好むので床下、天井裏など湿気のこもりそうな箇所は 換気や風通しを良くしてあげます。
・庭に、ウッドデッキや資材置き場が有る場合は、シロアリ用、防除剤を塗布する など対策をしましょう。防除剤はホームセンターなどで購入できます。
・床下の木片や木くずの撤去、床下や床下収納庫などに防除剤を散布する。 (狭い場所での作業や薬剤の取扱には思わぬ危険も潜んでいます。一人では行わないなど注意が必要です。できれば業者にご相談下さい。)
≪早期発見≫
早期発見が大事です。以下の項目に当てはまるようでしたら 要チェックです。
- ・羽アリの発生
- ・屋内、家周りにアリの通路(蟻道・ぎどう)がある
- ・建具などの立てつけが悪くなった
- ・雨漏り箇所がある
- ・庭にウッドデッキや資材置き場がある
- ・床下の湿気のせいで押入れにカビが生えている
≪駆除≫
もし、シロアリの生息を確認したら。
・被害が部分的な場合:柱に小さな穴がある、羽アリを見たなど
シロアリ退治スプレー⇒木部にシロアリがついているので直ぐに駆除したいなどシロアリを直接駆除する場合や食害箇所にスプレーすると有効です。
・被害箇所が複数の場合:例えば家屋の水回り(風呂場・台所・洗面所・トイ レなど)、玄関回まわり、花壇・杭
ベイト剤使用⇒巣からエサ場への道(蟻道)がある事が考えられますの で、薬の入ったエサ(ベイト剤)を設置して働きアリに巣まで運ばせて駆除します。
自分で駆除を行い、シロアリがいなくなったように思えても他の場所に移動しているだけという事もあります。
不安な場合はご相談下さい。
ゴキブリ被害
まずは、被害に遭わないための予防策から確認しましょう。
≪予防≫
・これから新築に入居など、まだゴキブリがいない所でもキッチン、洗面所など水周りに市販のゴキブリ粘着シートを設置するか、市販のゴキブリ用の駆除剤を設置する事で侵入を防ぎます。
・引っ越しの際、今までの住居にゴキブリがいた場合は家具や電化製品に潜んでいて、たとえ引っ越し先が新築であってもすぐに繁殖してしまったという例はよくあります。引っ越し前からゴキブリの駆除を行っておきます。
・ゴキブリは高温多湿の場所に多く生息し、一般家庭では台所などの水回りに多くいます。ゴキブリの餌になるようなものや水分を絶つ事が重要です。流し台、使った食器、調理器具は洗って水分を切っておきます。 生ゴミや食品は出しっぱなしにしないで密封し、ペットのエサなども見逃しがちですが、食べ残しは忘れず始末しましょう。
≪駆除≫
- @待ち伏せによる駆除
・ゴキブリ粘着シート(侵入を防ぐ、進入経路の確認などができます)、
・ホウサン団子(エサを食べて駆除します。フンを食べて巣の仲間も駆除しますので姿を見る事が少なくなります)
・駆除スプレー(通り道や潜んでいそうな所にスプレーして寄せ付けなくしたり、薬剤に触れる事で駆除もできます)
・有効な設置場所(流し、ガス台、冷蔵庫などの物陰や足元、部屋の四隅など)
- A家具や電化製品に潜んでいる場合
ソファーや電子レンジ、炊飯器や冷蔵庫などの背面部などに潜んでいる事があ ります。
出入りしてそうな家具や家電のそばにゴキブリ粘着シート、ホウサン団子を設置します。
駆除スプレーを付近に吹き付けて寄せ付けなくします。 - Bゴキブリ出没時
・噴霧殺虫剤(スプレーで直接駆除します)
・泡のスプレー(泡で駆除します。製品によっては駆除後につまみ易くなるように固まる製品もあります)
・掃除機(すぐに吸い込んで駆除できますが・・・掃除機のゴミ袋を開けることを考えるとお勧めできません(^_^;))
- C定期的な駆除
・くん煙剤を焚く(空間処理剤による部屋ごと駆除を行う)
・駆除スプレー(通り道や潜んでいそうな所に定期的にスプレーする)
期間として 繁殖期を迎える前の4〜5月、活動最盛期となる7〜8月と、防止策 として9〜10月に処理を行うと効果的です。
家具や家電製品の中、流しなどの収納庫内部までは駆除処理もしづらくやっかい です。
またゴキブリは、一度に完全に駆除できるものではなく継続的な防除・ 駆除が最も効果を発揮します。
ねずみ被害
まずは、被害に遭わないための予防策から確認しましょう。
≪予防≫
・ネズミの侵入を防ぐには、床下通気口、排水口、エアコンの導入口、換気扇などにや金網、防鼠パテ、ねずみ返し等で侵入口を塞ぎます。
・ネズミは巣を作ります。新聞紙や雑誌・布・わら・ビニール・ゴムなど使われないようにこまめに捨てるか頑丈なケースに保管します。
・ネズミは壁の内部、天井裏、地下室などに巣を作り繁殖します。 ネズミの餌になるようなものや水分を絶つ事が重要です。生ゴミや食品、ペットの餌などはネズミが食べられないよう管理します。 ペットの餌の食べ残しも忘れず始末しましょう。
≪駆除≫
- @待ち伏せによる駆除
- ・捕獲器(ねずみ捕り)
- バネ式とカゴ式があります。最近は主にカゴ式を使用します。
- エサを仕掛けてねずみをカゴ内部におびき寄せて捕まえます。(カゴは一度 入ると出られない仕組みになっています)
- しかしねずみは警戒心がとても強く、エサ慣らしを行いカゴに慣れさせるな ど継続的な設置が必要です。
- ・ネズミ粘着トラップ
- ねずみの通り道にしかけて捕まえます。 警戒心が強いので、夜などの人の気配が無い時にエサ場になりそうな台所や 天井裏などに設置します。
- 粘着トラップが少ないと効果を発揮できませんので出来るだけ敷き詰めて設 置します。
- ・毒エサによる駆除
- 文字通りねずみを駆除する為のエサです。
- まずは毒の無いエサをエサ場になりそうな台所や天井裏などに設置します。
- ねずみがエサ場と認識して食べ始めればチャンスです。
- 警戒心が緩んできた証拠ですので、毒エサに変えてさらに食べるのを待ちます。
- 毒エサを食べた痕跡が確認できたら根気よく毒エサを増やしていきます。
- まったく食べなくなったらねずみが死んだ可能性があります。
- 毒エサを使った駆除の場合は死骸の回収が大変です。放っておくと虫や菌な ど発生したり 死臭が発生して環境がさらに悪化する可能性がありますので注意が必要です。
- また台所などに設置した場合、小さいお子様やペットなどが誤飲などをして 大変危険な場合もありますので 注意が必要です。
- ・捕獲器(ねずみ捕り)
- Aよせつけない薬剤などによる防除
- 駆除後に行う事で効果を発揮します。
- ねずみが嫌う臭いが出る薬剤(スプレータイプなど)を塗布したり設置をす る事で侵入を防ぐ事ができます。
- 薬剤ですので継続的な交換が必要ですが、状態を定期的に管理して薬剤の設 置を行えばねずみ被害から長期間防ぐ事ができますが、手間が掛かって大変な場合もあ ります。